皆さまこんにちは、まろです。
本日はFIREとは何なのかという点について紹介させて頂きます。
FIRE(Financial Independence Retire Early)というライフスタイルムーブメントは2010年代にアメリカのミレニアム世代で人気が高まり、日本でも近年広く知られるようになってきた考え方になります。とは言っても何らかの投資を行い、情報収集を行なっていない場合は聞いたことがないという方がほとんどだと思います。私の周りもFIRE?という感じなので、投資家界隈では広まっておりますが、まだ実際はそこまで広まっていないのかもしれません。
今までにあったアーリー・リタイアメントというと一部のお金持ちだけが達成できる生き方というイメージがありました。しかしながら、FIREは一般のサラリーマンでも達成することができる生き方となります。
一般のサラリーマンとはいえ、一部の高年収のサラリーマンだけでしょ?と思われるか方もいると思いますが、
それは違うと思います。私のような低年収のサラリーマンでもFIREを目標とし、達成できることを証明します。
それまでどうかお付き合い、応援して頂けましたら幸いです!!
FIREの話を書いていこうとしておりますが、個人的には一生働きたいと思える天職が見つかればFIREをしたいとは思わなくなるかもしれないですね!笑
しかしながら、家族との時間を増やしたい、海外で暮らしたい等考える方にはFIREを目指すと思いますし、経済的自立をしてしまえば会社にしがみつく必要もなくなり、自分が好きな天職を探す余裕が出てくると思いますので、経済的自立は達成させたいところではあります。
FIREとは
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の頭文字を並べた言葉となり、経済的自立の意味(Financial Independence)と早期退職の意味(Retire Early)の2つから構成されております。
多くのFIRE実践者、FIREを目標にしている方にとって、早期退職が目標というよりは経済的自立を目指していると思われます。毎日、満員電車に揺られながら1時間、2時間かけ会社へ出社、定時では帰宅できず、残業し帰宅した頃には幼い子供はすでに寝てしまっているという状況の方が多いと思われます。
既にFIREしている方でも、お金のことは全く気にすることなく、子供のやりたいことは何でも挑戦させてあげる、結婚、子育てを負債と考え独身を貫こうとする、自販機、コンビニ、カフェは一切利用せず、自宅から飲み物を持ってくる等、色々なFIREに向けての考え方があります。個人的には他人がどう思おうが、自分が決めたルール、ストレスを溜めないようできるのであれば何でもありです。一人一人生活する環境も、収入も違うので、目標達成のためには周りの意見を参考にはすれど、流されないことが一番大切だと思います。
ネットやTwitter等の情報を自分自身で収集することもありだと思いますが、お金の専門家として働く方のアドバイスを一度聞き、人生設計を一度一緒に考えてもらうこともありかと思います。私もお金の専門家の方に保険の見直しをお願いし、補償内容はほぼ同じで月に1万円以上下げてもらえました。資産形成のお話もさせて頂き、そちらに関しては私の考え通りで大丈夫とのことで、投資関連の商品は営業等してこなかったので、好感を持てました。
FIREの仕組み
一般的にFIREは年収または年間支出の25倍の額を4%で運用できれば、資産を減らすことなく生活できると考えられております。
しかし、上記の考え方はあくまでもアメリカで生まれた考え方であり、日本でも全く同じ考え方で通じるかというと、違ってくると思われます。株式投資に関する税金、物価上昇率等、国が違えば全く違うからです。そのため、FIREをしてみたが、思った通りにいかなかったとならないためにも、FIRE後の必要経費、病気、事故等にあった時に対応ができるのかは最低限考えた方が良いです。その時になんとかなるかという甘い考えは絶対に禁物です。
FIREには、大きく分けて3つの種類があります。
- Fat FIRE
現在の生活水準を変えることなくFIREをすることことです。このFIREをするためにはかなりの資産が必要になってきます。 - Lean FIRE
支出を最低限に抑えミニマリストのライフスタイルを送るFIREをすることです。現在の生活水準から半分の支出に抑えることができれば、運用資産は半分で足ります。結婚していたり、子供がいるとこのFIREの仕方はリスクが高いため、しっかりと話し合う必要があります。 - Barista FIRE
日本ではこの考え方が広く広まっていると思われ、一般的にセミリタイアと呼ばれております。現在の生活水準は下げず、資産運用で足りない額はアルバイト、副業等で稼ぐという考え方になります。自分の好きな仕事、楽しい副業がある人にはとても良い考え方のFIREだと思います。
FIREと貯蓄率の関係
経済的自立を目指すにあたり、資産形成時期に大切なことは貯蓄率をいかに高められるかです。貯蓄率が低い場合は経済的自立を達成するまでには長い期間がかかってしまいます。
以下の表は4%(FIRE時に目指す運用利回り)〜7%(米国株価指数の平均利回り)をそれぞれの貯蓄率で運用できた場合に何年間で年収の25倍になるかをまとめた表となります。
貯蓄率 | 年収の25倍にかかる年数 (4%で運用) | 年収の25倍にかかる年数 (5%で運用) | 年収の25倍にかかる年数 (6%で運用) | 年収の25倍にかかる年数 (7%で運用) |
---|---|---|---|---|
5% | 77年 | 66年 | 59年 | 53年 |
10% | 61年 | 53年 | 47年 | 43年 |
15% | 52年 | 45年 | 41年 | 37年 |
20% | 45年 | 40年 | 36年 | 33年 |
25% | 41年 | 36年 | 33年 | 30年 |
30% | 37年 | 33年 | 30年 | 28年 |
35% | 34年 | 32年 | 28年 | 26年 |
40% | 32年 | 29年 | 27年 | 25年 |
45% | 30年 | 27年 | 25年 | 23年 |
50% | 28年 | 26年 | 24年 | 22年 |
55% | 26年 | 24年 | 22年 | 21年 |
60% | 25年 | 23年 | 21年 | 20年 |
65% | 24年 | 22年 | 20年 | 19年 |
70% | 23年 | 21年 | 20年 | 18年 |
75% | 22年 | 20年 | 19年 | 18年 |
80% | 21年 | 19年 | 18年 | 17年 |
85% | 21年 | 18年 | 17年 | 16年 |
90% | 20年 | 18年 | 17年 | 16年 |
95% | 18年 | 17年 | 16年 | 15年 |
100% | 18年 | 17年 | 16年 | 15年 |
まずはFIREを何年後にしたいのか、そのためには貯蓄率は何%にしなくてはいけないのかを、この表を参考に考えられると思います。支出は変わらず、年収があがれば上がった分を貯蓄率に追加していけばFIRE達成までの期間が短縮できます。
その後、現在の支出を元に、目標とした貯蓄率が達成できていればそのまま、達成できていないのであれば、支出を削減できるのか、難しいのであれば、目標を下げる、収入(本業・副業)を上げる方法を考える必要があります。
私の中で一番大切なことはストレスを溜めることなく楽しんで取り組めるようにすることです。病気になるまでは、ストレス、疲れ等は気にすることなく、がむしゃらに働いていました。給料も4年で2.5倍になり、支出はほぼ変わっていなかったので、投資資金が一気に貯まっていきました。しかしながら、病気が発症してからは、ストレスにより症状がだいぶ変わるように、人間の身体は自分で感じていなくてもストレスは最大の敵なのだと気付かされました。
それからは、あまりストレスを溜めない働き方、プライベートの過ごし方を考えるようになりました。
FIREのリスク
一般的なFIREのルールとして年収または年間支出の25倍の額を、4%で運用することができれば資産を減らすことなく生活をすることができると考えられております。しかしながら、投資対象、ポートフォリオはしっかり考える必要があります。下記は日経平均の長期チャートになりますが、1989年の株価から最高値がまだ更新されておりません。日経平均に投資し、この時にFIREしていた場合は資産が減っている可能性があります。
また、FIREが早ければ早いほど将来貰える年金は減るため、老後の資金計画もしっかりと立てておく必要があります。医療の発達に伴い、寿命も延びており、今考えているよりも長生きしてしまう可能性もあるため、子供、孫に迷惑をかけないようにしなくてはいけないと考えるからです。
もちろん日本株に投資し配当金、株主優待、年金で老後をゆったり生活したいと考えている方もいるかと思います。米国含め、日本以外の国には株主優待はありません。株主優待は日常の支出を大きく減らしてくれるので、株価が下落しても配当金、株主優待があれば売却せず、ホールドできるんだ!!という人にはありかと思います。
日本株への投資で配当金目的であればこの本がおすすめです。
まとめ
資産形成期には資産を増やすために、私は株式100%で運用、レバレッジをかけリスクを取って運用をしております。しかしながら、将来FIRE達成時には株式の比率を下げる、レバレッジをなくす、高配当株への投資等、資産形成期とは違った、資産を減らさないポートフォリオにしていこうと考えております。現時点での出口ポートフォリオは考えておりますが、実際は変わってくると思います。まだ時間はたっぷりあるので、最適なポートフォリオを引き続き考えていきます。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
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